「阿 置字」について
紙本(88×28㎝ / 175×41㎝)
慈雲飲光は、江戸後期の真言宗の僧侶です。戒律を重視し「真言律」を提唱しました。能書家として知られる一方で、雲伝神道の開祖でもあります。千巻にも及ぶ梵語研究の大著「梵学津梁」を著しました。本作の「阿」という字は、宇宙の根源を表すとされるサンスクリットの最初の文字です。密教では、一切言語の根源であり、衆声の母、衆字の根源(※)であるとされています(※「衆声」「衆字」は、この世の全ての発声、全ての文字の意)。全ての始まりの文字と言うことで、2020年という節目の年の始めに、ぜひ飾っていただきたい一幅です。
作家:慈雲飲光(じうん おんこう)
(1718~1805)江戸後期の真言宗の僧。梵学研究の大家。大坂生。姓は上月、名は飲光、号に百不知童子、葛城山人等。生駒山中に双竜庵を結び、独力で梵語文法を研鑽、一千巻の大著『梵学津梁』完成の偉業を成し遂げる。
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