「両国花火図」について

六曲半双屏風 紙本 着色 (本紙96×301 全体110×316cm)
江戸中期(8代将軍吉宗の時代)に始まったとされる「両国の川開き」として開催された花火大会が描かれた作品です。この花火大会は最も古い花火大会として知られ、のちの隅田川花火大会となっていきます。
当時、両国には多くの花火師がおり、江戸っ子たちは夏の風物詩として花火を楽しみました。
現在と異なり、当時の花火は筒状花火で、花火師が船上で筒を持ち、そこから上げていました。この筒状花火などから、江戸中期〜後期の様子が描かれたものと推定することができます。
腕を競い合う花火師と、それを楽しむ江戸っ子たちの姿が詳細に描かれた本作品は、まさに「江戸の夏」を感じることのできる稀有な逸品です。
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加島美術
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