あなたは秋田県という場所を聞いたことがあるだろうか?
この記事では、秋田県でどういった体験ができるのか、どうしたら体験できるのかを、数字から伝えていく。
1時間 vs 3時間45分
秋田県は、東京は羽田空港から飛行機で約1時間、新幹線だと東京駅から3時間45分程度、日本の北西に位置している。
秋田県を知らない人も多いと思うので、文化、自然、食など、色々な角度から説明しよう。
(2018年時点)

(参照:平成27国勢調査(総務省統計局)都道府県・市区町村別主要統計表(平成27年))
17の重要無形民俗文化財
観光で言えば、秋田県は重要無形民俗文化財が17件あり、その件数で日本一を誇っている。(2位は新潟県の13件)

(重要無形民俗文化財)
文化はもちろん、秋田犬や、秋田美人、きりたんぽ鍋、来訪神であるナマハゲなど、様々な観光資源を豊富に持っている。春は桜、秋は紅葉、冬は雪、と自然豊かな県としても有名だ。

(秋田犬)

(きりたんぽ鍋)
(ナマハゲ)
日本で4位を誇る積雪量と訪問時期の関係
その中でも観光資源の一つ「雪」は、日本でも4位と有数の積雪量を誇っている。

(2008年1月~2017年12月までの合計値で比較)
しかし、ここで以下のデータを見て欲しい。日本人と訪日外国人客が、いつ秋田に訪問・宿泊しているかを季節ごとに集計した数である。
日本人は、夏(6月~8月)に秋田を訪問する一方で、訪日外国人は、秋(9月~11月)に最も多く訪問している。秋田の観光に関しては、日本人は夏の祭り、訪日外国人は秋の紅葉を目的に訪れていると推測できる。先ほど観光資源としての「雪」が日本有数であると伝えたが、実はそこまで認知がされていない可能性もある。「雪」よりも「紅葉」などが重要な観光資源になっているかもしれない。
日本人が秋田を訪問、宿泊する時期は、6月-8月。

(平成30年秋田県観光統計のデータを参照しEXest社が独自で作成)
秋田の紅葉についてはこちら。
秋田で見るべき人気紅葉スポット10選
訪日外国人観光客だけで見ると、日本人が最も訪れている6月-8月が最も少なく、9月-11月に訪れる傾向が高い。

(平成30年秋田県観光統計のデータを参照しEXest社が独自で作成)
なぜ日本人と訪日外国人の訪問ピーク時期が異なるのか?
仮説1: 秋田の具体的な魅力が海外に伝わりきっていない

(大曲花火大会)
このデータが示していること。日本人はより具体的な目的を持って秋田を訪れるのに対し、訪日外国人は抽象的なイメージでしか秋田を訪問できないからではないか、と仮説が立てられる。
例えば、秋田に最も人が集まるイベント、竿燈祭り(8月開催:来場者数約131万人)や日本三大花火大会である大曲花火大会(8月開催:来場者数80万人)は8月に行われる。このことは日本人には有名であり、そのイベントや雰囲気を楽しむために秋田を訪問する。一方で、情報自体が少なく海外の観光客には行き渡っていない、また紅葉や雪を楽しみたいという理由で、秋から冬にかけて自然豊かな秋田に訪問する人が増えるのではないかという仮説だ。
もし秋田の夏の魅力が海外の方に届けば秋田の訪日外国人観光客のピークは夏になるかもしれない。
知っていれば行きたかった、や、知っていればチャレンジをしたかったというような情報を発信し、具体的にどうすれば体験できるのか、どのように楽しめるのかを紹介していくことがより重要だと考える。
他の秋田のお祭り
仮説2: そもそもの母数の違い

(秋田の紅葉)
次に考えられるのは、そもそもの訪日外国人観光客の母数が秋に増える可能性だ。母数が増えると訪問する人数も増えることは容易に想像ができる。以下データを見てほしい。訪日外国人観光客は、実は、夏(6-8月)に最も多くきている。確かに僅差で秋(9-11月)だが、秋田にきている割合とは異なっている。これはやはり、日本人が知る秋田の魅力と海外の人が知っている秋田の魅力が異なっていると考えることができる。

(平成30年JNTOの報道発表資料データを参照しEXest社が独自で作成)
仮説3: 日本人の感覚と海外の方の感覚が異なる.
もし、情報の非対称性がなく、日本人も訪日外国人も同じ情報を持っていると仮定して(経済学)、つまり、訪日外国人が8月に行われる竿燈祭りや大曲花火大会を知っていたと仮定して、それでも秋の紅葉を訪れていると、そもそも訪日外国人が求める日本と、海外の方が求める日本が異なるということになる。その辺りはぜひ皆様のご意見をいただきたい。
知るだけではなく、どうしたら体験できるかを伝えること
仮説③の可能性は少ないと感じるが、秋田の「秋」は、訪日外国人にとって絶対的な魅力を持っていることは間違いなさそうだ。他にも、日本人が好む「夏の秋田」や、積雪量がある秋田ならではの樹氷、かまくらなどももっと注目してみてほしい。
その場所に住んでいる人が楽しむことを楽しめる観光ができるようにしたい。

(樹氷)

(かまくら)
あなたにとってベストなシーズンにベストな体験が見つかることを願っている。











